公開日 2014年7月8日 最終更新日 2014年11月13日
■トヨタの問題解決
■(株)OJTソリューションズ
■KADOKAWA/中経出版 (2014-05-15)
■ISBN:9784046003126
■1,404円
■購入:2014年7月8日 1,404円
■読了:2014年7月8日
■★★★★☆
■MEMO
設定型問題解決こそトヨタのイノベーションの基盤となる考え方でありプリウスのような市場の勢力くれずを塗り替えるような商品開発をする原動力となっている。
もっと言えば現場の日々の改善の延長線上にイノベーションがある
問題がないことが最大の問題である。
今の仕事のやり方がベストのやり方ではないと常に疑問を持つことが大切
あるべき姿がわからないと問題が見えない目標や基準標準を意識することが問題解の第一歩です。
問題解決をする本人が理解納得して腹落ちしていない問題解決は絵に描いた餅で終わりがちです。
問題解決につながる8ステップ
1現場を明確にする
2現場把握する
3目標設定する
4考え抜く
5対策計画を立てる
6対策を実施する
7効果を確認する
8成果を定着させる
トヨタの場合はまず問題が何であるかという切り口から十分に分析し問題を明確にしてからその解決策を考えて行く。
本来は本当の問題困っている状態問題でも決定する対策というプロセスを前提に考えなければならない
問題を発見する7つの視点
1悩んだり困っている事
2上位方針との比較
3後工程への迷惑
4基準との比較
5標準との比較
6過去との比較
7他部署との比較
汚れを見る汚れがあるところに問題が潜んでいる
人を責めずに仕組みを攻めろ
ものづくりは一筆書きでつながっているという表現をよく使いますが大問題と中問題はつながっています。
問題の構成そのものはかわりませんつまり小さな問題から手をつけてもそれを解決していけばいずれ中問題大問題につながっていきます
目標を立てる際は少し背伸びをするような目標を立てることが大切
百考は一果にしかず
失敗しても結果が出るまでやり抜くことが大切
まずは成果を出すことを考えて能動的に行動することが大切である
成果は成功の成果だけではない失敗という結果を得ることも成果
標準化と管理の定着を行う。
いつ誰がやっても同じ様にできるような仕組みを作ることです。
管理の定着成功のプロセスは横展開する
午前と午後に1回ずつラインを止めて下工程の仕事ぶりをチェックする時間を設ける
普段の業務をしている職場でその問題解決のプロセスを再現し横展開ができて初めて百点満点といえる