公開日 2018年11月28日 最終更新日 2018年11月28日
▼幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと・中山祐次郎
~ひょんなことから手に取った1冊、生と死について考える~【書評】
2015年春のある日の休日、 ジュンク堂書店京都店へ伺いました。
休みの日の書店パトロールは好きです。
新書コーナーで見つけたのがこの本です。
本来なら、私は避けてしまうジャンルの本ですがなぜか気になり・・・
▼書籍情報
書籍名 | 幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと
若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日 |
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作者名 | 中山 祐次郎 |
出版社名 | 幻冬舎 |
ジャンル | 新書 |
ISBN | 978-4-344-98377-9 |
定価(税別) | 800円 |
購入日 | 2017年5月18日 |
読了日 | 2018年11月27日 |
購入先 | ジュンク堂書店京都店 |
個人評価 | ★★★★☆ |
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▼写真
▼書評
人は平均寿命で、自分の人生を計算することが多いです。
かく言う私もその一人でした。
しかし、人は、明日でもなくなるもの、死は隣り合わせにあると実感をさせてくれる一冊です。
この本で著者が伝えたいことは
・幸せに死ぬ
・満足し微笑んで、旅立つ
現実の話として30代でも100人に一人はがんで死んでいます。30台の死因第2位です。
本書を読んでいるとマイナスの面ばかりではなく、死に対してプラスで考える、きちんとした考え方、生き方を
もつことの大切さを感じます。
外科の先生だからこそ、多くの人たちの回復と死を日常の中で目の当たりにする、今そこにある現実を伝えてくれています。
話に説得力もありますし、じっくり自分に向き合うきっかけを与えてくれます。
人は生きてきたように死んでいく
人生そのものが死の間際、死んだ後にやってくるとでも言えと思います。
昔から、人のために生きた人は、皆から尊敬の念を持たれます。
反対もしかりです。
生き方を自分の人生を、死という現実に向かっている現在も
考えるきっかけを与えてくれた本です。
手元に置いて、読みたいときにまた読もうと思います。
※私は特に病気もありませんしいたって元気です。